日本の葬儀

日本への仏教の葬儀の伝来

世界的に見るとお葬式と宗教は切り離せないものです。どこの国の葬儀を見ても、その国で多い宗教の形式をとったかたちで行われています。日本では特に信仰していなくても、仏教の教えを取り入れた仏式の葬儀を行う傾向があります。仏教が日本に伝来した7世紀ごろから、仏式の葬儀が取り入れられました。 しかし、仏式の葬儀が仏教の教えをそのままを取り入れているかというとそうでもなく、実際は仏教の教えとは反するところもあります。例えば仏教では葬送礼儀を豪華にすることを禁じていますが、それとは反対に日本では豪華な葬儀を行う習慣が根付きました。また、戒名というのも日本独特のもので、仏教にはない教えです。 仏式といっても実は日本オリジナルの要素が入っている部分も多いのです。

超高齢化社会を迎えて

豪華にする事が習慣になっていた日本のお葬式ですが、今は質素化が進んでいます。「直葬」や「火葬式」なども、質素な葬儀の究極のかたちです。葬儀といっても名ばかりで、実際は遺体を荼毘にふすだけなので、要するに火葬するのみです。 少子高齢化時代になり高齢者が増加するにつれて、直葬や火葬式の需要がますます高まってくるものと思われます。それというのも退職して社会と疎遠になってだいぶ経ってから亡くなっても、葬儀をしても参列者がいないため、自然に質素に行わざるを得なくなってくるのです。 今現在でも3分の一の人が直葬や火葬式のみで荼毘に付されているといいます。超高齢化社会の時代に、直葬や火葬式はなくてはならない葬儀となっています。